カープ石井琢朗、引退会見　横浜マシンガン打線の１番打者

プロ野球・広島東洋カープの石井琢朗選手が記者会見をし、今季限りでの現役引退を自ら発表した。

『記録のために現役にこだわるのはチームのためにならない。若い選手が結果をだしている中で邪魔をしたくない。』

などと話し、引退の決断をしたようです。

石井選手といえば、投手から野手に転向して大成功するという異色の選手として有名です。

投手として横浜に入団し、１年目に１勝したがその後は１軍では活躍できず、３年目のオフに自ら野手転向を志願しました。

その際、本名の石井忠徳から石井琢朗に変更しました。

そこから最初は三塁手として活躍し、1996年からは遊撃手にコンバートして活躍しました。

やはり長い期間活躍した遊撃手としてのイメージが強いですよね。

横浜時代はマシンガン打線の１番打者として活躍し、1998年にはリーグ優勝、日本一を達成。

最多安打や盗塁王、ゴールデングラブ賞など数々のタイトルを獲得し、日本球界を代表する名遊撃手となりました。

2009年からは広島東洋カープに移籍し、2012年は１軍野手コーチを兼任しながら現役を続けていました。

７月９日に選手登録を抹消されてからは野手コーチに選任するような形になっていたこともあり、

『僕の中ではプレーヤーとしてはとっくに終わっていたと思います。今、こういう会見をしていることが１番悔しいです。』

と話す一面もありました。

野球に対して真面目に取り組む性格や、野手転向などの苦労を経験している選手なだけに指導者としても活躍を期待したいですね！