高津臣吾の引退試合に古田・福留が登場！今後の活躍の場は？

今季限りでの引退を表明していた高津臣吾（４３）が新潟・長岡市悠久山球場で引退試合を行いました。

プロ野球のヤクルトスワローズやメジャーリーグのシカゴ・ホワイトソックスなどで活躍し、今季は独立リーグ・ＢＣリーグの「新潟アルビレックスＢＣ」で監督兼投手として所属していました。

しかし投手としては今季ここまで登板なし。

「監督業が主となり、選手として働けないのを自覚してきた。」

と話し、先日引退を決意していました。

この日の引退試合では、１０－６とリードして迎えた９回２アウトから登板。

２ボール２ストライクから高津の代名詞ともいえるシンカーでレフトフライに打ち取りました。

試合後には「始球式」ならぬ「終球式」なるものが行われ、ヤクルト時代に黄金バッテリーを組んでいた女房役の古田敦也氏が登場し、捕手役を務めるというファンにはたまらない演出もありました！

更に引退セレモニーでは同じメジャーリーグでプレーした福留選手がサプライズで登場して花束を手渡すシーンも。

日・米・韓・台でプレーし、昨季からは独立リーグに所属するなど、環境を選ばずとにかく現役にこだわり続けてきた高津。

「いろんな人と出会い、一緒に野球をし、たくさんの思い出ができた。すべて僕の宝物。幸せな野球人生だった。」

と、２２年間にも及ぶ選手生活を振り返りました。

セレモニーでは１０歳の次男が、

「僕もいつかパパと同じマウンドに立ちたい」

とあいさつすると、さすがにこらえ切れず涙するシーンも見られました。

明るいキャラクターで誰からも愛される性格の高津は、人気選手投票などでは１位が指定席。

得意のカラオケでの十八番は、なんとクリスタルキングの「大都会」だといいます（笑）

確かにオフのテレビ番組ではよく歌っていた姿を覚えています＾＾

プレースタイルは１４０キロ前後のストレートと、１３０キロ台、１１０キロ台、１００キロ台の３種類のシンカーを武器に打たせて取るタイプ。

入団当初は先発として期待されていたようですが、長い年月をかけてシンカーを熟成させ抑え投手として活躍しました。

このシンカーは当時の監督であった野村克也氏から、

「お前のストレートはプロでは通用しない。野球で飯を食いたければ西武の潮崎哲也のシンカーを盗め」

と言われて完成に至ったというエピソードがあります。

このシンカーを武器に日米通算３００セーブも達成。

ホワイトソックス時代には２４試合連続無失点など抑え投手として十分に活躍しました。

気になる今後の動向としては、とりあえずは「新潟アルビレックスＢＣ」で監督として初のリーグ優勝を目指すことになりそうです。

しかしファミリー色の強いヤクルトスワローズがずっと放っておくとも思えません。

きっといつの日か、指導者として高津がヤクルトに帰ってくる日が来るでしょう！