小林可夢偉、移籍へ。ザウバー残留ならず、募金サイトオープン！

F1ドライバーの小林可夢偉が、現在所属するザウバーから今季限りで移籍することになりそうです。

以前から可夢偉の来季シートの行方には注目が集まっていましたが、ザウバーが来季のドライバーに「ニコ・ヒュルケンベルク」と「エステバン・グティエレス」の２人を起用することを発表したのです。

これで３年間所属したザウバーに残留することはなくなりました。

となれば、移籍先が見つかるかどうかという問題になってきます。

そこには可夢偉の実力以外の部分が大きな障害となりそうなのです。

近年のF1界では、ドライバーがシートを獲得する条件に「スポンサー」というのが非常に重要なウェイトを占めています。

つまり、一部の金持ちチーム以外では「いかに金銭面でチームの力になれるか」ということが重要視されているのです。

もちろんドライバーとしての力もあっての話ですけどね。

F1は「いくら金があっても足りない」という世界なので、金はあればあるほどいいのです。

数年前に鈴木亜久里率いる「スーパーアグリ」がF1から撤退せざるを得なくなったのも資金面での問題でしたよね。

そのような関係から、ドライバーはスポンサー探しに必死なのです。

可夢偉も例外ではなく、なかなかスポンサーが見つからないことが来季シートが決まらない一つの原因だと言われています。

今季は１０月の日本GPで日本人としては８年振りとなる表彰台に上るなど（詳しくはこちら）、実力的には十分評価されています。

F1界の“ボス”と言われているバーニー・エクレストン氏も可夢偉を高く評価しており、

「非常に有能だ。彼のようなドライバーはＦ１に必要だし、来年も走るべきだと思っている」

「残念ながら、いくつかのチームはドライバーに持参金を求めている。これはチームの問題であり、小林には一切責任はない」

と話しています。

となればあとはスポンサーなのですが・・・・・。

今のところまだ決まっていないようですね。

これについてもエクレストン氏は言及しており、

「かつての日本なら、小林のように優秀なドライバーであれば、多くのスポンサーがサポートしたのだろうが、状況が変わってしまったようだ。たとえそうだとしても、日本企業は小林を支援すべきだと思っている」

というように、日本の経済情勢も可夢偉に悪影響を及ぼしていると話しています。

ですが、「問い合わせは来ている」ということなので、もしかしたら近いうちに決まるかもしれませんね！

表彰台に立ったというのも大きな追い風になったのでしょう。

そして更に可夢偉は自分でも資金集めをしています。

それが以前から企画していた「募金サイト」です！

最終戦を直前に控えたこの時期についに募金サイト「KAMUI SUPPORT」がオープンされたのです。

このサイトのオープンに至って可夢偉はツイッターで、

「力貸して下さい！　やっと形にする事が出来ました。 全力で残り少ないシート獲得の支援お願いします。 あまり詳しい事など言えないですが、必ずシートはあります！　そして最終戦頑張ります」

と発言して支援をお願いしています。

何やら意味深な発言にも取れますが、とりあえずは最終戦のブラジルGPで良い結果を出してもらいたいですね！

「是非スポンサーになりたい！」と企業に思わせる活躍をしてもらいましょう！

そして来季の可夢偉のシート獲得に少しでも力になれるように、余裕のある方は是非「KAMUI SUPPORT」を覗いてみてください＾＾