小野伸二がオーストラリア移籍！地元清水を離れる理由とは？

J１の清水エスパルスに所属していた元日本代表MF小野伸二（３３）が、オーストラリア・Aリーグのウェスタン・シドニー・ワンダラーズへ完全移籍しました。

早くも１日に現地入りした小野は、空港で現地の報道陣に囲まれ取材を受けています。

そこでこれからの抱負やAリーグについての印象を語っています。

９月２８日にウェスタン・シドニー・ワンダラーズが小野の獲得を発表してから現地入りまでわずか３日というドタバタ移籍。

小野ほどの選手が直接サポーターにあいさつも出来ずに移籍してしまうのは珍しいのではないでしょうか。

２９日のホーム日本平でのベガルタ仙台戦でもベンチ入りしませんでした。

小野はクラブを通して次のようにコメントしています。

「3年弱でしたが、お世話になりました。自分の産まれた場所でサッカーができ、勝った時の『勝ちロコ』は本当に特別なものでした」

「皆さんの期待にそうことが出来ずしてチームを離れるのは非常に残念ですが、新しい環境でもう一度自分を見つめ直したいと思います」

「残りの試合も皆さんの強い気持ちで、選手を後押しし、サポートしてください。本当にありがとうございました」

『勝ちロコ』とは、勝った試合のあとにサポーターと選手が一緒に喜びを分かち合う勝利のダンスのようなものです＾＾

小野が初参加したときの動画がこれです↓

（動画はいつ削除されるかわからないので早めの閲覧をお願いします）

小野はサッカーの名門・静岡市立清水商業高校から浦和レッズに入団。

その後、オランダの強豪フェイエノールトへ移籍し主力として５シーズンを過ごす。

そして古巣の浦和へ復帰してリーグ優勝などに貢献。

しかし今度はドイツのボーフムに移籍し再び海外生活となる。

２０１０年からJに復帰し、産まれ育った地元清水でプレーしていました。

１９９８年の日本が初出場したフランスW杯で日本代表史上最年少で出場したあの頃が懐かしいですね。

独特なボールタッチで正にファンタジスタと呼ぶに相応しい選手ですよね。

怪我が多かったのが残念で、もし大きな怪我をしていなかったら・・・・と考えると非常に悔しい気持ちにもなります。

現地の取材陣へのコメントでは、

「多くの人が来て、僕の応援歌を歌ってくれて驚いています。全てをこのクラブに捧げたいと思います。ここでプレーすることが楽しみですね。6日の試合に向け準備はできていますが、監督と相談する必要があります。僕のプレーを早くファンに見てもらいたいです。たくさんのファンにスタジアムへ足を運んでもらいたいですね」

と抱負を語っています。

また、Aリーグの印象を聞かれると、

「Aリーグについてはわからないことばかりですが、勉強し始めました。アレッサンドロ・デル・ピエロがすでにいることは知っています。第3節（20日開催）で彼と対戦することはエキサイティングなものになるでしょう。アレックス（元清水、現アル・アイン）からシドニーのことはたくさん教わりました。とても素晴らしい場所だと言っていましたし、いい時間を過ごせることを願っています」

と、デル・ピエロとの対戦を心待ちにしているようでしたね＾＾

地元清水で楽しそうにプレーしていたので、移籍する理由が何かあったのかはハッキリとはわかりませんが、最近は出場機会も減ってきていたので、やはり選手としての幸せである“プレーする喜び”を優先させたのかもしれませんね。

まだまだ老け込む歳でもないですし、またあのファンタスティックなプレーでもう一花咲かせてもらいたいですね！