小松真実（まさみ）ミュージックセキュリティ「音楽ファンド」とは？

小松真実（こまつまさみ）

2000年12月28日創業。創業１３年の若い会社、

ミュージックセキュリティーズ株式会社の社長である。

その社名が示す通りミュージシャンを応援する

「音楽ファンド」

と言う商品を販売している会社である。

例えばあるアーティストの作品制作・販売に必要な制作費用・製造費用・宣伝費用などを

1口1万円の小額の単位で募集、販売し

その対象アーティストが発売したCDの売上げに応じて分配金を受け取ることが出来る。

その他にもファンドの対象のアーティストを自分自身のブログでプロモーションする事も

出来るという。そうする事でファンド購入者自身が分配金を楽しみながらアップさせる事が

できると言うことだ。まるでどこかのゲームの様だ。

自分の気に入ったアーティストが成長する事が

この「音楽ファンド」によって収入に結びつくと言うことだ。

ここで純粋なファンの方々なら、どこか後ろめたい気持ちになるかも知れない。

だがこの「音楽ファンド」で得た収入でお気に入りにアーティストの

アルバムを買い、ライブに参加出来たらみんながハッピーなのだと思えば

それは素晴らしい事なのだと思うのだがいかがだろうか。

この音楽ファンドの投資先に名を連ねていたのは

これから活躍するであろう新人アーテイストだけではなく

「サンプラザ中野くん」もいたのには驚いた。

ただ、まだ始まったばかりなのでこの記事を書いている時点での

音楽ファンドの募集は残念ながら無かったが

これから音楽業界の新しい形として広がっていく可能性は多いにあると思う。

そしてこの会社の商品は音楽ファンドだけではなく

「被災地応援ファンド」

のような東日本大震災で大きな被害を受けた地域の

事業者の事業の早期再建を応援するファンド、

またそれ以外でも資金に困った事業を応援するファンド等

本来なら銀行や信用金庫がやらなければならないであろう

仕事を「小口投資ファンド」

と言う形でその仕組みつくりに成功した。

小松真実の想いが少しづつ形になってきている。

日本人は資金運用が苦手な国民のような気がするが

「一口一万円」

で誰かを応援出来るのである。

百万人参加したら１００億円の資金が将来有望な

事業主に渡ればきっとそのお金を最大限に活かしてくれることだろう。

日本のGDPの規模には遠く及ばないが

資金の流動化に繋がる。

景気回復は資金の流動化が重要。

箪笥にしまっててもお金は動かない。銀行だっておんなじだ。

国債ばっかり買ってても景気は回復しない。

本当にお金が必要な人の元にお金を動かすこの仕組みは

長い目で見れば日本経済回復の一助になると思うのは早計だろうか。

小松真実を応援せずにはいられない。

●小松真実（こまつまさみ）

ミュージックセキュリティーズ株式会社代表取締役

アーティストと投資家を結びつける仕組みを提供する会社。

さらに〝小口投資ファンド〟というやりかたで資金の手当てに困った会社を

「小額」で「幅広い人々」が「応援」する仕組みをつくった会社。

しかし闇雲に投資している訳ではもちろん無い。

投資対象をビジネスとして成立するかどうかシビアに見極めてからファンドを組む。

その結果で立ち上げたファンド約２００本のうち８割が黒字との事だ。

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