クレイジーキャッツ・桜井センリさん亡くなる。過去の経歴は？　画像

ジャズバンド“クレイジーキャッツ”でも活躍した俳優の桜井センリさんが亡くなったことがわかりました。

８６歳でした。

桜井さんは東京新宿区の自宅で亡くなり、孤独死とみられています。

近所の住民が新聞が取り込まれていないのを不審に思い通報したようです。

早く発見されたのは不幸中の幸いかもしれませんね。

では、俳優・ジャズピアニストとして活躍した桜井さんの人生はどんなものだったのか？

過去の経歴を調べてみました。

桜井さんは１９２６年３月２０日生まれ。

公式プロフィールでは１９３０年生まれとなっていますが、実はこれはクレイジーキャッツの他のメンバーとのバランスを取るための偽りの生年月日だということです。

その結果、本当は違うのにメンバー最年少ということになってしまっています。

なんだか変な感じですね＾＾；

３歳まではイギリス・ロンドンで生まれ育ち、俗に言う帰国子女ということになります。

小学３年からピアノを始め、早稲田大学在学時に「サンバレー・スイング・バンド」というバンドでジャズピアニストとしての活動を始めました。

その後大学を中退し、数々のバンドを転々としていました。

そして１９６０年、病気で療養中の石橋エータローの代役として「ハナ肇とクレイジーキャッツ」に参加することになりました。

約１年間代役を務め、石橋の復帰後はメンバーの植木などから「脱退させるべき」というような意見もある中、リーダーである“ハナ肇”が説得して正式メンバーとなりました。

そんなバンド活動の他にも、俳優としても活躍していました。

有名なところでは、山田洋次監督の「男はつらいよ」シリーズで様々な役柄で出演したり、「なつかしい風来坊」や「クレージー黄金作戦」、「南くんの恋人」など数々のテレビ番組や映画で活躍しました。

舞台経験もあります。

印象深いところでは、殺虫剤「キンチョール」のCMではないでしょうか＾＾

“センリ婆さん”のキャラクターで出演し、CM内で桜井さんが言っていた「ルーチョンキ」という言葉はその年の流行語にもなってしまいましたｗ

その後も造形の深かったクラシック音楽やオペラ関係の専門誌での執筆活動を続けていました。

毎日ピアノを弾くのも日課となっていたようです。

そんなまだまだ元気そうだった桜井さんの突然の知らせは残念でなりませんね。

これで７人組のクレイジーキャッツで存命なのは犬塚弘さん(８３)一人だけとなってしまいました。

残された犬塚さんも寂しいでしょうね。

葬儀・告別式の日程などは今のところ未定です。